金塚彩乃弁護士ゲストの『倉持麟太郎のこのクソ素晴らしき世界』、昨日配信された「フランス下院選挙から診る民主主義の限界と必然 」を視聴しました。
パリ弁護士会や裁判所、フェミニズム団体などが「反極右政党」を掲げて発信していた意見の内容は解説されていたのですが、全体を通して、「国民連合を支持することが、なぜダメなのか?」が、あまりよくわかりませんでした。
あと、こんな疑問もわきました。
●フランスは、「極右政党」が台頭すると、ナチスドイツ配下のヴィシー政権のような時代に戻り、ファシズムの国になるのか?
●そもそも「右翼」というのは、フランス革命の際に、議長席より右側に陣地をとった、国王を守りたかった勢力のことであって、「極右=ナチズム」というのも違うのでは? どこかで植え付けられた、印象操作されたものでは?
●「自国中心」に考えることと「ウクライナ支持」「国際法遵守」は両立しないのか?
2002年にルペンが登場してから、なぜ極右政党支持が広がりつつあるのかという話のなかで、金塚弁護士が「自分の国じゃなくなっているみたい」「体感治安が悪くなっている」という声を紹介していました。
事実、EUやら移民政策による軋轢に、いい加減うんざりしているという国民感情があるんじゃないか? と感じました。EU離脱したイギリスのように。
EUも、長らくエネルギーのパイプラインを独占しているドイツの一人勝ち状態だと言われていましたが(何年か前に、エマニュエル・トッドの本で勉強しました)、そのドイツも、現在はロシアのウクライナ侵攻で景気低迷に入っていると聞きます。
もうそろそろEUというイデオロギーを脱したいという空気が高まっているのでは? とも思ったのですが、どうでしょうか。